【ロッバの噴水】旧市街を象徴するバロックモニュメント

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Mestni Trg(タウンスクエア)にそびえ立つ大きなバロック風の彫刻。。。

これは1751年に完成した噴水で、ヴェネチア出身の彫刻家、フランチェスコ・ロッバの作品です。彼は人生の大半をリュブリャナで過ごし、そこで石工業者のルカ・ミセルの娘テレジアと結婚し数々の彫刻作品を残しました。彼の人生最後の作品であるロッバの噴水はリュブリャナの、リュブリャナ旧市街のシンボルと言えるモニュメントです。

ロッバの噴水(Robbov vodnjak)またはカルニオラの3つの川の噴水(Vodnjak treh kranjskih rek)と名づけられているように、スロベニアにある、クルカ、サヴァ、リュブリャニッツァ川の3つの川とその神をモチーフにして作られました。

後ろは市庁舎です。

ロッバはローマのナヴォーナ広場にある4つの川の噴水(Fontana dei Quattro Fiumi)からインスパイアされこの噴水を完成させました。

素材はカララ大理石で高価な上、作成に7年もかかり彼は破産寸前だったそう。晩年彼はリュブリャナを後にしてザグレブへ行き、そこで人生を終えました。

18世紀の噴水は、1895年に起きたリュブリャナ大地震によって壊れてしまい、以後何度も修繕を加えましたが、2009年実物はタウンスクエアから撤去され今はレプリカになっています。実物は現在の国立美術館に飾られています。

ロッバの噴水周辺は大聖堂を含め、バロック様式の大きく華やかな建物が立ち並びイタリアの影響を受けて来たリュブリャナの歴史を感じられる場所です。噴水からはとっても綺麗な写真が取れますし、プレシェーレン広場も目と鼻の先です。

立ち止まってゆっくり見ていてください。

青緑の屋根はリュブリャナ大聖堂です。

*カルニオラというのはスロベニアの歴史的区分で(現在は使用されていません)オーストリア=ハンガリー帝国領だった領域です。

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