スロベニアのコロナ規制が厳しくなって来た

pexels-photo-4031867.jpeg スロベニアの今
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コロナウイルス が世界中に蔓延し、毎日その感染者数や被害、状況を聞かない日はありませんよね。スロベニアは11月現在感染者数が増加傾向にあり、本当にコロナの終焉が見えない状態です。陸続きのヨーロッパです。それぞれ各国規制が異なり、対応におわれ皆んな疲弊していると思います。各国状況や対応が違うので世界中がうんざりだと思います。

あのスロベニア人がマスク着用が普通になるなんて。。まさにニューノーマルな日常です。

PCTを満たせば自由に!

感染者数が増加したため、9月15日からスロベニアでは「PCT」を満たした人がお店、飲食店へ入店を許可される法律ができました。Pはスロベニア語で感染済みを意味するpreboleli Cはワクチン接種済みのcepljeni Tは検査 のtestiraniを意味していて、陰性になる必要があります。

冗談ではなく、各飲食店やお店できちんとこのいずれかの条件を満たしているかチェックされます。もちろんこの条件を満たしていない人は入店できません。いちいち入り口で証明書や政府が出したアプリを提示するのは億劫ですし、ワクチンを打ちたくない人は頻繁に検査をしないといけない状態です。

去年の今頃は、スロベニアはロックダウンどころか「門限」があり、夜9時から朝6時までの外出は禁止でした。思い出すだけでも暗い気持ちになります。しかし、そのときはワクチンが行き届いていない状態でした。今はワクチンが開発され、時間はかかりましたがスロベニアではどの種類のワクチンを打てるかも選べるし、その費用も保険がカバーする体制が整っています。それでも馬鹿げた迷信を鵜呑みにしたり、研究不十分だと判断したり、単に怖かったりでワクチン接種を渋る人々はいます。結果感染の増加は止まりません。

またブレイクスルー感染といって、ワクチンを接種しても再度感染するケースがあることが発表されそれは大きなショックです。たとえ軽症でも、スロベニアでは感染がわかったら最低10日間は隔離生活を送らないといけないわけですし、いろいろな面でマイナスになるのは仕方ありません。

私の友人でもブレイクスルー感染した人たちがいました。ただ全員が軽症です。具体的には高熱はなく、嗅覚がなくなったことで感染に気づき、数日後には嗅覚が戻っています。別のケースだととにかくだるくて診察を受けたところ、コロナ検査を進められ感染がわかったと言っていました。つまりは皆んな入院の必要はなかったわけです。もちろん皆んなそれぞれに気をつけてはいたものの感染してしまい、ショックを受けていましたが命に別条もなく以前と変わりなく過ごせているのです。

ワクチンは危ないのか

ブレイクスルー感染した友人たちは皆アストロゼネカ社のワクチンを打っていて、ある人は接種後半年が経過し、ある人は経過していない状態でした。皆んなそれぞれ隔離生活やショックはありましたが、ワクチンがあったから重症にならなかったとと思うといってました。

ですが、私も驚いているのですが、本当にアンチワクチンの人たちが多いんですね。私の親しい友人や家族は全員ワクチンを打っているので気づかないのですが、予想以上にワクチンを打つことを拒否する人たちが多いのが現実です。

私個人の経験をお話しすると、ファイザー社のワクチンを7月に打ちました。1回目は腕が痛くて挙げられず、およそ3週間後の2回目接種では微熱が2日間続きしんどい思いをしましたが、今は堂々と街を歩けますし、入店もできます。とにかく自由なんです。知り合いに運悪くワクチン接種前に感染してしまい、およそ1年味覚が戻らない人がいます。それに比べたらワクチンの副作用は微々たるものです。

もちろん新しいワクチンで不安があるのはわかりますが、私の周囲には今の所最悪な状態の方はいないし、接種後妊娠した方もいるし、医療従事者の方から母乳育児にも問題ないとアドバイスももらっています。あまりそこまでいう危険因子はないような気がするのが本音です。

ただ、ワクチンを打つときはみなさんが健康である必要があります!焦って体調が悪いときに打ってしまっては元も子もないですし、持病がある方で接種に慎重にならなければならない方達は無理する必要はありません。

感染が拡大すれば変異株ができてしまうコロナウイルス 。ワクチン接種しか防げる方法はないように思えてなりません。

専門家の言うようにインフルエンザのように毎年ワクチンを接種する世界になるかもしれませんね。

コメント

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