【プレシェーレンの日】大事なスロベニアの文化を讃える祝日

スロベニアの習慣

2月8日はスロベニアの大事な祝日、プレシェーレンの日です。この日はスロベニアの国家詩人フランツ・プレシェーレン(Franc Prešeren:1800-1850)の命日になっています。

プレシェーレンはスロベニアの首都、リュブリャナの中心の広場の名前にもなっており、彼の銅像が建てられています。それを見ても、彼がスロベニアにとって偉業を成し遂げた、大切な人物であることがわかりますね。

プレシェーレンの詩の朗読を聞く聴衆。プレシェーレン広場にて

彼は弁護士で、ドイツ語も高レベルで読み書きができた秀才でしたが、スロベニアでこんなにも有名で称えられているのは、彼の詩人としての功績です。

19世紀のスロベニアはオーストリア・ハンガリー帝国の支配下にあり、良い面を享受しながらも抑圧された事柄も多かったのです。ドイツ語が公用語だったり、スロベニア語で高等教育が受けられなかったり。純粋に、スロベニアという名前もついて、スロベニア語がある領土があるのに、なぜドイツ語で暮らさないといけないのか。支配の以外の何物でもないですよね。

プレシェーレンは、そんな時代の辛さ、悲恋、理不尽なこと、自分自身の人生の辛さをスロベニア語で詩に昇華し、スロベニアの人々の心を打ったのでした。

祝日前の2月7日は、「プレシェーレン賞」を受賞するアーティストの方々の発表があります。

また2月8日は全博物館や美術館が無料で入場できる日となっていて、ゆっくり家族やお友達と作品を鑑賞できます!

著者も行ってこようと思いますよ♪

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