【スロベニア民族博物館】スロベニアの人たちの日常がわかる場所

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長年スロベニアにいながらスキップしていた博物館が、スロベニア民族博物館(Slovenski etnografski muzej)でした。しかし、そこはスロベニアの人たちの文化の宝庫!当時の人の生活、食事、食べ物、洋服、民族衣装、伝統工芸、宗教観、自然観が手に取るようにわかって、とても感動しました。

文化というと、身分の高い人たちが作り上げたものを想像します。クラシック音楽、日本の茶道、盆栽、着物、バレエなどがパッと思い浮かびます。しかし、ここに展示してあるのは、スロベニアにあった「一般の人」たちの毎日の暮らし。

日本とも似たような考え方があって、とても面白いんですよ。今回は、常設展示「Med naravo in kulturo(自然と文化の間)」で見ることができる、面白いポイントをまとめました。

19世紀までのスロベニア人の生活の糧!

スロベニアは第二次世界大戦終了までは、農業を営む方々が大多数でした。狩猟、釣り、漁をしてお肉や魚を食べたり、森に行って鳥やブルーベリー、お茶に使うハーブ、キノコを収穫したりして食料を取っていたんです。シンプルなようですが、色々な知識がないとできないことです。今はお店に行けばいつでも食べたいものが手に入りますが、当時は不可能なこと。

当時のスロベニアの生活が身にしみてわかるコーナーです。

皮肉なことに、昔の方々のやり方で得た食料は、市場では割と高く売られています。オーガニックですし、いまでは多くの人がどこに何が生えているのかわからない時代です。

当時のお家の様子がわかる!

とても素朴だったスロベニアのお家。台所用品、食器、テーブルや椅子、衣類や大切なものを保存する家具や、灯り(電気はなかったです)など、たくさんの展示物が生活の様子を教えてくれます。もし、スロベニアの伝統的なデザインがなされた場所へ行ったことがある方は、「これこれ」と懐かしく思うこと間違いなしです。

特別な祝日や宗教観

祝日やお祭りは毎日あるものではなく、日常とは違った装いをしたり、お家を飾ったりしますよね。スロベニアでは、プストと言われる冬を追い払うカーニバルや、イースターのピルヒと呼ばれる卵のからのデコレーションがそれに当たると思います。

お祝い事にあげるプレゼント、特別な日の衣装など、ここもスロベニアの文化がわっと近くに感じられます。

ガイドと一緒に回れば皆さんも楽しめます!

なんと、私はここのガイドもできる資格があります!ですので、一緒に回ればもっと詳しくスロベニアの人たちの習慣がわかるはず!

面白いエピソードも添えて、一度行ったらスロベニアがすっかりわかってしまうこと間違いなしです。

旅の素敵な思い出にもなります!興味のある方はお気軽にお声がけくださいね。

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