【クリジュナ鍾乳洞】スロベニアで唯一ボートで探索できる鍾乳洞[

観光スポット

数多い鍾乳洞があるスロベニアですが、観光に開かれた鍾乳洞はわずか。それぞれがとても面白い特色を持っていますが、その一つがこのクリジュナ鍾乳洞(Križna jama)です。

クリジュナ鍾乳洞にはポストイナ鍾乳洞やシュコツィヤン鍾乳洞のようにアスファルトで整備された道や電気が通っていません!洞窟の中は本当に真っ暗です。目がなれるとは言いますが、とても電気なしでは怖くて動けません。ですからまず入場の際には長靴、ヘルメット、ライトをもらって入場します。気分はまさに探検隊です!

やる気満々の著者

特徴その1 [地下にある湖]

その特別な自然形態からクリジュナ鍾乳洞にはボートで回れる湖が22個、小さいものも含めたら45個の湖があります。

特徴その2 [ボートで湖を探索]

ツアーには1時間半の短いツアーと4時間ある長いツアーがあるのですが、どちらとも最後はボートで湖を回ります。これがとても楽しいのです!短いツアーでは一つ、長いツアーでは13の湖を回れます。しっかりプロのガイドさんと一緒に回りますので安全ですよ。

特徴その3 [水を体感できる洞窟]

中にある湖ももちろん天候や季節によって水量は変動しますが、歩くそばから流れている活動的な水を感じることができます。一度水の流れが止まったり、あるいは消えたり、全然退屈しない洞窟です。自然が作り出した地形はすごいの一言につきます。

特徴その4 [ヨーロッパ随一のホラアナグマの住処を見学]

このクリジュナ鍾乳洞では、氷河期に生息していたホラアナグマが住んでいました(今は絶滅)。1878年から実際に採掘作業が始まりわずか4日間で2000もの骨が発見されたそうです。これほどの骨が見つかるのはヨーロッパでスロベニアが一番(と言えると思います)。採掘作業リーダーのフェルディナンドさんは2体のホラアナグマの骨を組み立て、ウィーンの博物館に送っています(リュブリャナじゃないんですよ)。

意見は分かれているそうですが、4万5千年から14万6千年ほど前のものだと言われているそうです。

特徴その5 [地下生物の多様性]

クリジュナ鍾乳洞では2000年の段階で50もの生物が発見されています。それは水中生物でもそうですし、洞窟内の陸地に生息している生物も含まれていて、世界で4番目の多様性を記録しているんです。

私も実際はねを閉じて休んでいるコウモリを発見した時はびっくりしました(笑)

観光ができながらも、大昔の自然形態を保護できているのはスロベニアの自然の素晴らしさ、そしてそれを管理している方々のおかげです。クリジュナ鍾乳洞はDruštvo ljubiteljev Križne Jameのみなさんが管理してくれています。ぜひ足を伸ばして見てくださいね。

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