スロベニア人とカフェ

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スロベニアには人口数十人の村でも必ずカフェがあります。日本では「お茶でもどうですか?」とか誘い文句がありますが、ここでは「コーヒーに行こう」というのが誘い文句。別にコーヒーを飲まなくてもそう言います。

フランスなどカフェのイメージが強いと思いますが、スロベニアでも昔からとても大事な社交場だったんです。少なくとも19世紀頃には、教養人が集うカフェとその他の人々が集うカフェがあったそうです。明確な区分は実は曖昧ですが、当時のリュブリャナのウェイターはすぐに誰が教養人で誰そうじゃないかわかったそう。

ちなみに教養人じゃない人のサービスの方が楽だったそうです。理由は教養人はあれこれ文句をつけて仕事が多くなるから(笑)当時のカフェでもすでにブラックコーヒー、カプチーノなどがあり友人とおしゃべり、情報交換をしたり、ビリヤードやチェスなどのボードゲームを楽しんでいたそうです。

今でのカフェはとーっても大事。コーヒーの味も大事ですけど、スロベニア人にとってはそこで友人や家族と過ごす時間が大事。強いていうなら会話ですよね。いっぱいのコーヒーで長時間いても誰も文句も言いません。暖かい季節はテラス席がオープンになって、席は満杯です。

もっというなら別にコーヒーを頼まなくてもアルコールでもなんでも飲みたいものを頼んで自由に過ごすのがスロベニア流です。私の母が初めてスロベニアに来た時、「なんで朝から(午前中)こんなに地元の人でカフェが賑わっているの?」って聞いたことを思い出します。日本へ行ったことのある友人は、「日本はなんでもあるし、サービスも素晴らしいけど、このカフェはなかった。本当に恋しかった」と言っていたんです。

ぜひ忙しい皆さんは時間を忘れてカフェでゆっくりして欲しいですね。

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