【ボグラッチ】お肉好きにはたまらない3種のお肉を味わえるシチュー

スロベニア料理

ボグラッチ(Bograč)はスロベニアのプレクムリエ地方の郷土料理(伝統料理)です。写真の赤いところがプレクムリエになります。

スロベニアの北東部の国境はハンガリーに接しています。したがってハンガリーの影響を受けており、スロベニア語の方言も強く(スロベニアではハンガリー語はとても理解できない言語ってジョークされます。実際日本語と語順が似ているなどスラブ語とは全然違う特徴をもつ言語です)、ちょっと理解できないんですね(笑)ですが、スロベニア人が大好きな料理がいっぱいある地域です。そしてこのボグラッチ、ハンガリー語では、「羊飼いの鍋」という意味があるんですよ。

シチューの分野に入りますが、最大の特徴は原材料に牛肉、豚肉、そしてジビエ類(イノシシや鹿など)といった3種類のお肉が入ること。その他の原材料はじゃがいも、玉ねぎ、にんにく、パプリカ(ハンガリー料理でもパプリカは多用されます)となっています。

ゴラシュ(Golaž)と言われるこれもまたハンガリーから来たシチューがあり、よくごっちゃにされるのですが、ボグラッチでは玉ねぎはラードで炒めること、そしてじゃがいもは他の材料(お肉)と一緒に茹でること、という特徴があります。

そしてもうひとつボグラッチの特徴は、野外で「適切な鍋」で料理すること。しっかり火を起こしてその周りをみんなで囲みながら出来上がりを待てば、思い出に残るキャンプができそうです。

野外で調理している様子

レストランでは、このミニサイズで出してくれるところもあります。一皿食べるだけでもしっかりお腹にたまり体が温まります。プレクムリエのワインと合わせれば無限に食べられそうです。シンプルでありながら、なかなか一品料理として定着しないシチュー、ボグラッチをスロベニアでぜひ試してみてください。

*参考にした記事は、Dostop.siの下の記事です。

https://www.dostop.si/kako-se-kuha-bograc/

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