地方別に見るスロベニアの豊かな自然

mountainous valley with evergreen forest against misty sky 旅のtip!
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スロベニアには自然地理学的な地域区分が存在します。

  1. アルプス地方
  2. セミアルプス地方
  3. ディナルスカ地方
  4. プリモルスカ地方
  5. パノンスカ地方

の6つに分かれています。

アルプス地方

その名の通りアルプス地方には3つにアルプスがあります。ユリアンアルプス、カラヴァンケアルプス、そしてカムニシュコサヴィンスケアルプスの3つになります。このアルプスはスロベニアを代表する自然の一つ。スロベニアの国旗にもユリアンアルプスにそびえるスロベニア最高峰の山、トリグラウが描かれています。

このアルプス地方はスロベニアの北西部に広がっています。そこには1500メートルを超える山脈が広がり、森林限界地域で高木が生育できない地域となっています。日差しは強いですが夏は涼しく、冬は雪に覆われ景色が壮大な場所で、地元の人が誇りに思うのも納得です。

しかしながら人口は減少傾向で経済的な発展も乏しいのが現実です。ただ美しい自然はハイキング、サイクリング、スキーなど夏や冬のスポーツ活動にぴったり。本当に美しいです。

この地方で有名な街はイェセニッツェ、ボベッツ、クランスカゴラとなります。

セミアルプス地方

日本語では馴染みのない名前ですが、スロベニア語ではpred alpska pokrajnaと言いまして、正式に存在している区分です。1500メートル以下の山脈が広がり、簡単にいうと緑が多い山、丘がたくさんあります。盆地もあるのでそこで農業をやったり、家畜を所有する世帯もあります。

アルプス地方から南、そして北東部に広がっている地域です。アルプス地方に比べ、人口が多く主要な企業がある街もあります。なにせ首都も含む広大な地域なのですからね。

この地方で有名な街はイドリヤ、リュブリャナ、ツェルクノなどがあります。

ディナルスカ地方

この地方の特徴は石灰質の土地です。特に西側に顕著に見られます。スロベニアのカルスト地形の特徴をもっとも抑えている土地ではないでしょうか。スロベニアで最大入場者数を誇るポストイナ鍾乳洞もこの地域に入ります。

東側は森が多く、林業が盛んでした。そこの木で作られた木製の工芸品や日用品などが有名でしたが今は衰退しています。しかしリュブリャナの市場などで地元の人が販売しています。スロベニアは比較的木製のものが多いですよね。

また森が多いので熊も生息しているんですよ。森が大好きな人にとっては最高です(笑)

ここで有名な街は、リブニッツァ、コチェウエ、ノヴォメストです。

ちなみにリブニッツァとコチェウエは日本のYasukawaスロベニアがある場所で、この地域の経済が活発になる可能性を秘めている地域です。

プリモルスカ地方

唯一スロベニアの海がある南西部にある地方です。スロベニアが所有するアドリア海の長さはなんと47km。なんとセミ地中海性気候なので、アルプスとは全く違う暖かな開放的な雰囲気が楽しめます。オリーブや果物も育ちますし、塩田もあります。

雪はあまり降りませんが、冬はブーリャという強風がふきます。またカルスト地形の要素も多く含んでいる地域です。

イゾラ、ピラン、コペルが有名な街です。

パノンスカ地方

この地域は降水量が少なく、真っ平ら!アルプスを誇りに思うスロベニア人でもこの真っ平らな土地があるんですね(笑)ハンガリーの国境に接しているこの地域はスロベニアの北東部にあります。歴史的にも貧しい場所で、これといった産業や会社がありません。

ここへアクセスできる公共交通機関も少なく経済的発展がもっとも緩やかな地域だと言えます。しかし、この地域からスロベニアの美味しい食べ物が生まれてます!ギバニッツァやボグラッチもその中の一つ。

有名なスパや温泉もあって著者は毎年そこで疲れをとっています。

ムルスカソボタ、レンダヴァが有名な街です。


どうですか?スロベニアって小さいけど本当に色々な自然があることがわかっていただけたでしょうか?ぜひ皆さんにも実際に味わっていただきたいですね。

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