世界最古のワインの木

ギネスブックにも登録されている世界最古のワインの木がスロベニアにあるってことをご存知でしたか?スロベニアでリュブリャナの次に大きな街、マリボルにその木はあります。今でもしっかり成長し実をつけて、ワインが作られているんですよ。

このぶどうの木はおよそ440年前のものだと言われていて数ある災難をくぐり抜けた、信じられないほどタフなワインの木です。

なんども危機を乗り越えたタフな木

最初の危機はトルコ軍の攻撃です。中世後期、16世紀ごろマリボルを包囲、攻撃しました。しかしながらこの木は生き残ったわけです。また中世の建物は木造が多く燃やされた場合一瞬で破壊されてしまいますが、部分的に燃えてしまっても全焼することはなかったようです。

2番目の危機は、フィロキセラという害虫です。1870年に大量発生し、スロベニアだけでなく他のヨーロッパのワイナリーさんにも大大大打撃を与えました。厄介なのは根を攻撃して、まさに根元からダメにするので復活できないこと。しかしこの木が生えていた場所がドラヴァ川の土手深くに根を張っていたため、害虫が来なかったそうなんです。

第二次世界大戦中も生き延びたワインの木でしたが、1963年、ダムの建設により3番目の危機を迎えます。ダムができて以来ドラヴァ川の水域が3メートル以上も上がり根の状態、バランスが崩れ死んでしまったのです。70年代も適当なケアのためにダメージは進んでしまいました。

しかしながらプロフェッショナルのケアにより、80年代から年代から実をつけるようになり完全復活したのです。

最古のワインの木が作るぶどうで作るワインは赤ワイン!

drink with clear glass cup
Photo by Grape Things on Pexels.com

このぶどうの品種はジャメトウカ(Žametovka)と言われる赤ワインで、スロベニア固有品種の中でも古い部類です。およそ35〜55キログラムの実をつけ、ワインができたら250mlのボトルに入れられます。このワインは大事な要人たちへ送られ、これを飲めるのは世界で限られた人だけです。

実際にビル・クリントン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ローマ法王ベネディクト16世、上皇様などへ送られています。

博物館でぜひ美味しいシュタイルスカ地方のワインテイスティングを!

このワインの木がある場所は、博物館になっていて美味しいスロベニアワインを購入、またはテイスティングもできるんですよ。美しいドラヴァ川のそばにある博物館と、細いながらも400年以上も生きて数々の災難をくぐり抜けてきたワインの木をぜひ実際にお楽しみくださいね。

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