【ラドウリッツァ】養蜂の伝統を伝える街

観光スポット

ラドウリッツァはスロベニア随一の観光地ブレッドから数キロ、首都リュブリャナから車で30分、またシュコフィヤロカ、クラン、ボヒンにも近いロケーションにある街です。

スロベニア初のコメディー作品を書いた劇作家アントン・トマシュ・リンハルトやヨシピーナ・ホチェヴァルの故郷でもあります。

電車でもバスでもラドウリッツァへ行くことができます。

主な見どころ

コンパクトな旧市街に立ち並ぶ見どころをご紹介します。

リンハルト広場(Linhartov trg)

ラドウリッツァ旧市街にひろばるメインスクエアです。スロベニアの中でも最もきれいに中世の風景を残している場所の一つです。広場は縦長で、半分が中世、多くのほうへ行くと中世後期の建築が広がります。具体的には15世紀から19世紀までの建物が並んでします。

この広場の名前の由来となったアントン・トマシュ・リンハルトは、18世紀に活躍した劇作家であり歴史家でラドウリッツァで一番の有名人だといえるでしょう。初めてスロベニア語でコメディー作品を書き上げたことでもスロベニアで有名な人です。

広場にはラドウリッツァ観光インフォメーションセンター(TIC Radovljica)、カフェ、レストラン、ヨシピーナの銅像、本屋、博物館、宿泊場所、教会もあって見どころが満載の広場なのです。

毎年4月にはチョコレートフェスティバルもおこなわれています!

ラドウリッツァ邸(Radovljiška graščina)

ラドウリッツァは裕福なドイツの伯爵、オーテンバーグ家が13世紀に建てたお城が始まりのマンションで、16、17世紀にかえて改築が行われ、バロックスタイルのファサードが施され今の大きさの邸宅となりました。

中にはこれから述べる養蜂博物館、結婚式やコンサート、イベントで利用されるバロックホールとダンスホール、ギャラリー、音楽学校があります。したがって今はラドウリッツァの文化活動の中心となっています。

養蜂博物館

養蜂博物館は、ラドウリッツァ邸にある博物館です。2017年にWTOでスロベニアの養蜂家アントン・ヤンシャの誕生日の5月20日が世界蜂の日に認定されたことからもわかるように、スロベニアの養蜂はその技術や伝統を世界で高く評価されています。この養蜂博物館では、スロベニアの蜂、カルニオラ蜂(グレーの毛があり、働き者で攻撃性も少ない優秀な蜂です)の生態、養蜂技術や道具の発展(お土産にも有名なカラフルなハチの巣箱、パンイスカコンチュニッツァも展示)、そして養蜂家の活動についてのセクションが常設展としてあります。

スロベニア養蜂のパイオニア、アントン・ヤンシャに関する展示もあり、5月から10月まではハチの巣のようすもこの博物館で見ることができます。

養蜂センター

2012年にできたセンターでは、養蜂の発展、基礎知識、はちみつのプロモーションなどが行われ、養蜂の伝統はもちろん現在の養蜂技術も教えてくれます。はちみつの試食もでき、様々なはちみつの活用方法も学べるところです。

聖ピーター教会

リンハルト広場の奥にある白い教会が聖ピーター教会です。この場所に既に10世紀の頃から教会の基礎となるものが建てられていたことがわかっています。ラドウリッツァの発展に伴い教会も変わり、すでに13世紀の頃には教会の姿が出来上がっており、15世紀にはゴシック様式になりました。

ラドウリッツァ出身の建築家イヴァン・ヴルフニクや妻のヘレナが装飾やデザインも20世紀前半に手掛けています。

教会の周りには、第二次世界大戦に使われた掩蔽豪、聖人として認定された、エディス・ステインの祭壇、かつて宿舎として使われた場所や教区司祭間があります。祭壇や宿舎後があります。

広場の最後にぜひ美しい教会に立ち寄ってみてください。

まとめ

ブレッドに近いラドウリッツァは養蜂の伝統や技術を残し、伝えていく活動が活発ですね。こういった見どころはもちろんなのですが、ガイドツアー、サイクリングや登山などのアクティビティーも活発に行われています。

そしてブレッドやボヒンなどの他の有名な観光地にもとても近いので、バスでの移動も簡単です。

ぜひラドウリッツァも旅の選択肢に入れてみてくださいね。

 

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