著者は最近車を手に入れました(正確には家族からおさがりをいただいたのです)。それに伴い自由を手に入れ、スロベニア中を文字通り走り回ることができるのですが肩には維持費を真剣に考える必要が出てきました。
スロベニアではディーゼルのほうがガソリンより高い!
日本と同じように、車の燃料はディーゼルとガソリンです。しかし2019年の夏ごろから徐々にディーゼルとガソリンの値段の差はなくなり、2023年1月24日現在は、ディーゼルのほうが20セント高くなっています。ディーゼルは1.483€、ガソリンは1.288€となっていて、ほぼ20セントの差がついています。
その理由は税の高さ。2020年からスロベニアはディーゼルに対する税率を引き上げました。燃料に対するバイオコンポーネントの比率によって税をあげたのですが、スロベニアは10%に、オーストリアは6.3%、クロアチアは3.8%、イタリアは7%となっていて、隣国と比べると本当に高い税率です。
このバイオコンポーネントを燃やすと、汚い空気、排気ガスの原因となるためとスロベニア政府は言っています。ディーゼルは燃費もいいし、ディーゼル車もたくさん出回っているスロベニアで、少し残念なニュースだなと思っています。
株式市場もこのバイオコンポーネントが多く含まれているディーゼルは割高となっていて、この事も価格に影響を受けているとされています。化学者ではないので、どれくらいバイオコンポーネントが含まれていて差がどれくらいかはわかりませんが、税金って本当に国民の生活に影響を与えるなと実感しています。
高速道路料金のしはらい
著者は毎日高速道路を使っています。スロベニアは130㎞がリミットとなっていて、それに加え、スピードウェイという場所もありここは制限速度が110㎞、市内は50㎞、何も標識がない場所は90㎞となっています。
以前はヴィニェッタと呼ばれるステッカーで料金を精算していました。一週間、1カ月、一年と期限を選んで支払い、窓にペタッと貼るのが決まりでしたが、今はEヴィニェッタに変更となりました!
著者も今日買ったのですが、支払うとすでにレシートから車番号が記入してあり、今年の2/1から2024年の2/1までと領収書に書かれてあり、安心。値段は110€です。
これで来年も高速道路は乗り放題です♪
保険やその他の税金、コスト
車の保険も、大きさエンジンによりますが、大体500€かかっています。私のは、自分が加害者になってしまったとき、被害者になってしまったときの両方に対応するものになっているので割高です。
そして冬用・夏用のタイヤを買える値段も60-80€、またほかの税金で道路使用料金税も払います。これは96€となります。
保険の加入は、リーシングをする場合は必ず高い保険に加入しないといけません。新車、中古車にかかわらず、です。
そしてこの道路使用料金税も、高速道路とは別の税金となり、ヴィニェッタの購入有無に限らず払わないといけない税金となっています。
また2万キロを走った場合は特別な車検を行う必要があり、これも500€ほどかかります。
自由を手にするには、色々な経費が掛かるのですね。
日本と比べてみて
日本だと高速道路を使うたびに料金所で料金を払ったりしますが、その手間はスロベニアではいりません。しかし、こうして実際車を手にするとその他諸経費がかかるなと改めて実感しています。
都内でも田舎の方でも家族一人一人が車を持っている方がいるので、うわーと今その経費を実感しています。
小さいスロベニアですが、車がないとちょっと大変なので、しっかり稼いで(笑)いい車に乗ろうとおもいます!
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