スロベニアはコロナウイルスの危険レベルを赤、黄色、青ゾーンに分けて発表していますが、今は赤から黄色になりました。それで徐々に規制を緩め出しています。まだコロナウイルスが蔓延している状態だとしているものの、文化やスポーツ、教育機関、観光業に置いて規制を緩めることを発表しました。スロベニアのニュースの大まかな翻訳という形でお伝えします。
教育機関の場合
月曜日から全部の高校で授業を学校で聞けるようになりました。今までは週ごとにオンラインそして学校での授業参加となっていました。これは寮に入っている学生は寮生活に戻ることもできると言うことになります。もちろん衛生面で決められたことをしっかり守ることを前提にしてのことです。
マスクの着用は体育の授業以外は義務付けられます。専門学校でも授業は学校で行われることになり、どちらでも教員たちのコロナテストは引き続き行われます。他の習い事関係もオープンになりますが、やはり予防対策はしっかり行わないといけません。
宗教儀式など
宗教的な儀式、礼拝、お祈り、その他の活動は室内で行われる場合50%は開けるように義務付けられ、屋外の場合は最大50人までが集まれるようになれます。
飲食店や観光業は22時まで営業
ようやく普通の営業時間が戻ってきた観光業。キャンプがオープンとなり、敷地の70%まで人を入れることが許可されました。公園などもオープンにして、営業時間は5時から22時となり、50%まで人を入れることができます。
飲食店は今までは7時から19時までの営業でしたが、より営業時間の規制を緩めることを発表しています。
テーブルの距離感は最低でも3メートル開けることに
室内では最低でも3メートルテーブル間の距離を変えることとなりますが、テーブルについている人との距離の制限は取り消されます。また以前はテーブルあたり最大4人までと制限がありましたが、18歳までのお子さんがいるご家族にはこのルールを無効とする発表されました。
新ルールとしては一人当たり20平方メートルのスペースがオフィスで必要となることが付け加えられましたが、18歳までの子供に付き添う方の場合は適応外とすると発表されました。
高校や大学ではこの黄色ゾーンに入るための条件を満たすことで、より円滑に教育が行われることが期待されます。ちなみにこれからも生徒間の距離は1、5メートルとなるそうです。
黄色ゾーンに入るための条件を満たす
7日間のコロナウイルス感染者の平均は549人で、コロナウイルス感染による入院者数は477人となっています。これは感染拡大規制を黄色ゾーン用に緩める条件を満たしているのです。
観光業従事者や飲食店に適応されているように文化的な活動を再開させるための議論も行われました。
コロナウイルス陰性の場合隔離生活が短縮されます
集会なども50人までは集まれることになりました。また外国からスロベニアへ入国する場合は、10日間の隔離生活が義務付けられますが、もしPCRテストで陰性証明書を提示するとこの隔離生活が5日間に短縮することとなりました。この決まりは土曜日からスタートします。しかし、スロベニアが赤いゾーンと定義している国からの入国はまた特別なルールが適用されるようです。
また48時間以内の検査でPCR検査陰性の場合だった場合、隔離生活の紹介状がなくても全ての人が赤ゾーンの国から入国が可能です。しかし、すでに感染し免疫がある方やワクチン接種を完了している場合は隔離生活は必要ありません。
今の所学生、季節労働者の方が陰性でなくても赤ゾーンの国から入国可能になるなど細かな例外的なルールがあります。
日本はどうなってるの?!
ご覧の通り、スロベニアでは細かな規制がたくさんありました。実際飲食店や観光業の経済的な打撃は大きいのです。しかしながら政府は徹底して規制を行い、ワクチンを仕入れ、徐々に「普通」の生活を取り戻すよう指導しています。
日本はぐちゃぐちゃな気がします。ワクチン接種が進まず、入国規制も曖昧。まず、スロベニアは変異株が見られる国とされているのですが、実はその症例が出たのは昨日、または今日で人数は一人。しかしながら入国の際のPCRテストが陰性でも3日間の隔離生活を強いられ、その後再検査し、陰性であっても公共交通機関の利用ができず、帰省。しかもその帰省先でもさらに2週間の隔離をしなければいけないなんて、割りに合わなすぎますよー。
同じ島国のニュージーランドやオーストラリアでは極端と言えるロックダウンを開始して、やろうと思えばできたはずなのに、ゆるゆると今まで来てしまいました。
「要請」という形で色々な業種の方々が厳しい状況に置かれているのが心苦しいです。やっぱりリーダーシップのある、カリスマ性のある政治家って大事だと思います。
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