プレシェーレン広場の中にひときわ目立つ、細長く緑色で正面がタイルで装飾されている建物があります。これがハウプトマンの家です。
名前の由来になったのは、この家のオーナーであったアドルフ・ハウプトマン(Adolf Hauptmann)から来ています。彼はもともと画家かつペインターさんでありましたが、塗料を作りをリュブリャナで始めます。 彼のビジネスはのちの、Color v Medvodahという会社に発展し、そのあとHelios(ヘリオス)という塗料会社に発展し、なんと今は関西ペイントさんと合併しています。
彼は1894年にこの家を買いました。5階建のうち一階をお店として利用したそうです。正確な日付は確認できないのですが、17世紀の時には食堂として使用されていたそうです。古い建物ですが、1895年に起きたリュブリャナ大地震では奇跡的に崩壊をまぬがれます。
プレシェーレン広場周辺の建物は崩壊したのに、この建物だけは残ったのです。1904年に建築家、チリチリル・メトド・コッチに外観と屋根の改装を依頼し、今の姿になりました。
よく周りを見渡すと、他は大きくダイナミックでバロック風なのにこのお家だけ妙にひょろ長く外観やスタイルが違います。しかしそれも頑丈であった作りとオーナーさんの職業に関連した装飾の賜物ですよね。
実際に見て見ると思っている以上に頼りない姿(笑)是非実際にきて確認して欲しいです。
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